カケノです。新年あけて10日に親子サッカー11日に沿線リーグのFC桜丘ホームとして、対若葉台FC戦がありました。
10日は、天気もよくあたたかな絶好のコンディション。 けが人や頑張りすぎて倒れてしまう保護者もなく、 とても楽しい親子サッカーになりました。
1年生は3年や2年とも戦い、力の差やスピードの違いを感じてくれたでしょう。保護者も、見るとやるのは大違い。息が切れるほど動き、選手のつらさを痛感。出たい気持ちいっぱいの選手を切り盛りすることで、ベンチ采配の難しさを体験したことだと思います。今回は、選手とコーチの両面を体験してもらうのが、個人的な狙いだったので、まずは成功
試合結果は、別の投稿を見てもらうとして、10日と11日から気になったことを書きたいと思います。
まずとても良かった話 から。実は、親子サッカーの後に1年生の親睦会がありました。
みんな思い思いにゴールを決めたい!キーパーで点を取られない。と言っていました。その中でカズアキの言った「もっと試合に出たい」が印象に残りました。
これまで試合前の練習でぐずったりするわけではなく、練習もほぼ休みなく来ていました。
ただ、試合でも練習でも、相手が怪我する位大きく高く足を蹴り上げたり、自分たちの守るゴールの方に蹴ってしまったりすることがありました。
カズアキ本人も直したいと言っていた悲鳴のような大きな声も、まわりは気になっていました。結果試合に出ている時間が確かに少なかったのです。でも何か問題のあった子ではなく、反省会の時はコーチの近くに陣取り、発言もしっかりしていました。つまりカズアキには、常時でるきっかけ(サッカーを理解すること、準備をすること)が足りなかったわけです。(試合で挑戦する機会を与え、直すべきポイントをその都度伝えていきました)
この日は、アップの時から動きが良く、先発してもらいました。途中勢い余って倒れたりして軽い怪我でベンチに戻った以外は、ずっと出ていました。
その意味するところは、これまでとうって変わって活躍をしていた結果です。試合がすべて終わった後にカズアキに確認したところ、怪我以外ではずっと試合に出続けたことに気づき、とても喜んでいました。 前日の「もっと試合に出たい」を聞いて私が同情したわけではなく、実力でもぎ取った出場なので、これからも頑張って試合に出られる準備をして参加してくれることを期待しています。
2つめの良かった話 。試合では、ミス・失敗がたくさん生まれます。沿線リーグは、その名の通りリーグ戦なので、試合で負けても次の試合があります。そのため、ミスをしても何度もチャレンジをしてもらいます。スローインを失敗した子には、なぜファールになったかを伝え、成功するまで何度もチャレンジしてもらいます。試合を練習の場として使っています。(試合で得ることは、練習の何倍もイメージに残ります。練習では、基本的な練習になるし、習熟度も個人差があり、ピンポイントの練習にはならないこともあります)
この日、失敗したりうまくいかなかったプレーに対して、どうすれば良いか聞いて来てくれた子 がいます。
ドリブルでいつも相手に取られることで、なかなか得点 に結びつかないソウタ。どん欲に質問して課題を解決しようとしたザック。この2人の前向きな気持ちは、とても大切にしたいと思います。 11日のベストプレーヤーはいませんが、ソウタとザックとカズアキには、 をあげます
キーパーをしたザックは、相手プレーヤーのドリブルに対して、前に出てコースをふさぐのではなく、後ろに下がってしまうことから、相手にシュートコースを与えてたくさん失点をしていました。なぜ下がったかと聞くと、前に出る時にシュートを打たれることを気にしていたようです。
その疑問に答えながら、なぜ前に出たほうが良いかを教えました。ザックもその後キーパーとしてチャレンジをしたいと言っていたので、次のハーフにもキーパーをしてもらいました。顔面に相手のシュートがあたって も、我慢してプレーを続けた強い意志で、2回目のキーパーでは、失点を前のハーフから半減させました。ぜひこの日のガッツと前向きな気持ちを忘れず、頑張ってください。
反対にがっかりしたプレーもありました。数人は相手に絡んでボールを奪いにいき、何度か味方のピンチを防いでくれましたが、全体的には、いつになく動きが悪く、結果ボールタッチがかなり減っていました。
原因はいろいろあるかと思います。一つには、休みの間に体を動かす機会が減ったこともあるでしょう。DSやPSPといった個人だけが楽しめるゲームもいっぱいあり、家で時間を決めても、公園にゲーム を持ち込んで遊んでいたりするようです。(サンタさんにもらった子も、この時期はたくさん遊びたがりますし)
テレビ を遅くまで観る機会もあり、生活のリズムが狂いやすい時期でもあります。
体を鍛え伸び盛りの子が、遊びを通して体を鍛えるべき時期に外での遊びが減り、いきなり親子サッカーや練習試合をすれば、思ったように体は動かないかもしれません。
間違いのないように補足すれば、こうした意見は私の推測であり、実際には、公園でサッカーをしたり、スキーに出かけていつも以上に体を動かしていた子もいると聞いています。しかし、10日と11日は、年末2年生と練習試合をした時や町田JFCの試合に遠征した時の体の切れや、運動量と比べて明らかに落ちていました。全体的に攻撃にあがったきり、守りに戻れていないシーンがありました。つまり動きにブランクを感じたのがこの2日間でした。
もちろんいつも以上にめざましい動きをした子もいました。1年生にとってはじめての冬休みなので、未経験の部分があるので、来年以降の冬休みの過ごし方をすこし見直していただけると、新年から高いポテンシャルで動けると思います。
(早寝早起きだよ。○オ )
うまくなるためには、普段からぜひスピードやテクニックのある上級生とサッカー で遊ばせてみてください。目に見えて上達すると思います。歴代の先輩でうまかった子は、間違いなく上級生とのサッカーでそのスピードと技術を磨いてきました。
グランドでの練習は、集団でいっしょに練習するため、個人プレーの練習に割ける時間が短くなります。サッカーにかぎらずうまいやり方を模倣し、一方的に教えられるよりも自ら吸収していく方が技術は習得できます。2002ワールドカップ韓国代表監督で、2006ワールドカップオーストラリア代表監督、その後ロシア代表監督をした名将と言われるフース・ヒディンク氏が、日本の指導者たちに選手育成について語りました。
「なるべくボールを触れさせること」。できるだけ多くボールに触らせること。
「創造性を磨くこと」。創造性は選手自身が試行錯誤することで身に付いていくもので、その過程にコーチはあまり介入してはいけない。
異口同音で名将と言われる人ほど、良い指導者の共通点を「教えるのではなく、考えさせる。やらせてみて、見守る」であるとし、育成年代の指導者に必要な要素を次のように指摘しています。
「そこには『教える』という行為は存在しません。名将と呼ばれる人ほど、サッカーを『教えない』のです」
低学年にかぎらず必要最低限の技術は、もちろん教えます。でも華麗なテクニックは、教えるものではなく自ら模倣し習得するものです。そこに創造性があります。健全な体に健全な魂は宿ります。ぜひクリエイティブな選手(=人間)になるために、ご家庭で習慣つけてください。きっと大きな成長をします。
今回はすこし愚痴っぽくなってしまいましたが、多くの保護者の応援や個性のある1年生には、将来性を感じてのことだと思っていただければ幸いです。
最後に11日の結果を記載しておきます。
1月11日 沿線リーグ&フレンドリー(桜丘小)
対戦相手は、すべて若葉台FC(稲城市)
※新春から遠くへの遠征ありがとうございました。 4年生の応援ありがとうございました。
(1)0-6(前半:0-2) 負け
(2)0-3(前半:0-2) 負け
(3)0-内緒(前半:0-6) 負け
17日も試合になったので、今年もいっぱい試合をして強くなりましょう。 (次こそは、点を入れられるようにね)
10日の親子サッカー楽しかったです。でも試合中、ボールに反応して体の向きを変えようとしたら、脚がもつれました。あー、転ぶー、と思っているうちに、スローモーションで転びました。情けなし。
11日は、キーパーを任されたにもかかわらずかなり失点してしまった試合の後、ザックは明らかに悔しさと混乱の入り混じった顔で戻ってきました。「コーチが下がるなっていうけど、どうしてそう言うのかわからない」と半ペソをかいていました。たしかに、相手がボールをもって攻めてきたときによく「下がるなー」と声をかけたりしますが、素人的にはゴールを守るために下がりたくなってしまう気持ちはよくわかるし、相手に近づきすぎず(近づくと抜かれてしまうのではないかという恐れ)なんとなく車間距離的な感じで相手との距離を保って余裕をもちたい感覚もあるのではないかと思います。「シュートコースを与えない」という考え方は頭ではわかるけれど、とても子供にわかるように説明できないと思ったので、「わからなかったらコーチによく聞いてごらん」と声をかけておきました。その後、コーチから丁寧に説明していただいたようで、そのあとはだいぶすっきりした顔をしていました。「守るために前に出る」。大人でもなかなか理解しにくいですが、これからたくさん経験をつむうちに、体で覚えていく感覚なのでしょうね。
今年もどうぞよろしくお願いいたします!
事前に親子サッカーのチーム割りを説明してあげたら、
「誰が(試合に)出るか、誰が決めるのかなぁ、
かーちゃんに決めて欲しくない」と言われました。(ああー、そっ)
私だってやりたくございませんわよ、でも、コーチ陣が裏方に回った場合を考えて、
心の準備だけしていたら、やっぱりチーム・メッシの俄か監督に。
わがメッシは7人のメンバーで7試合(ママ以外4名出場)だったので、
仮番号を1から7まで振って、1試合目は1番の子が出ずっぱり、
2試合目は2番の子が出ずっぱり・・・と一人必ず1回は出ずっぱり、
その試合に出ずっぱりでない子達は、3分半経過後に全交替としました。
パパチームとの試合は別として、子供のどうしの試合の出場については、
一人3分半×6試合+7分の完全平等制!
「次は僕が出ずっぱりだね!」と嬉しそうにする子、
「○○ばかり出てずるい」と苦情を言う子(それは君の勘違いだ!)、
みんなの試合に出たい気持ちは十分伝わったよ!
次の試合も出られるといいね!
掛野コーチはじめコーチの皆様には楽しい企画をありがとうございました。
子供の年齢が上がるにつれて、ママはゴール前に待機し、
ごっつぁんゴールするだけでよくなっていくんですねぇ。
来年が楽しみです。
ザック母さん コメントありがとうございました。
今回の件ご意見参考になりました。ありがとうございます。下がるより前に出ることは、前の試合(町田高ヶ坂戦)の時に、ザックやハルトシを始めとして何人か説明していたんですが、うまく伝わっていなかったようですね。
しかし、17日の試合では絶妙な飛び出しで、何度もピンチを救ってくれました。こうして覚えたことはなかなか忘れません。今後の活躍を期待しています。
みんなが楽しくそして全力を発揮してくれるのは、何よりも嬉しいです。こちらこそよろしくお願いいたします。
教えるのではなく、考えさせる。胸に刺さる言葉です。どーーーーーーーしても、子供をみてると一言二言〜十言まで言いたくなってしまい余計に子供を惑わしてしまいます。そんなにいっぱい言っても理解できないですものねぇ。出来るだけ、見守り、褒め倒すぐらいしてやりたいです。子供だけでなく親も考えて成長しなければいけませんねぇ。
11日若葉台との最後のゲーム時にコウタがGKやらせてもらいました。
コーチの「キーパーやりたい人!」にすぐ反応したからですかね。
こういう風に積極的になったのはサッカーを始めたからかも。成長したなぁ(嬉)。
と喜びも束の間、あっという間に大量得点いれられちゃいました(泣)。
そこでパニックになっているコウタにザックが駆け寄りなにやら耳元で
アドバイス。ザックありがとう(喜)
コウタはチームのみんなから本当にいろいろと、
助けてもらってますから、
そろそろプレイで恩返しをしてほしいなぁ、
と父はつよーーーく思ってます。
ショウタロウ母さん。コメントありがとうございます。一度コメントを書きましたが、消えていました。失礼いたしました。
子どもの要望をききつつ采配するのは、強い意志が必要になります。その経験をしただけで貴重です。
ぜひ来年度の親子大会で1位を狙ってください。ポイント増量も行いますから、ゴール際の魔術師をめざして頑張ってください。熱心な母親の背中を見て子どもは育ちます。
コウタ父さん。コメントありがとうございます。
キーパーだけでなく、キャプテンをやりたいとか、コウタはとても積極的です。冷静かつ的確な声が出せるので、貴重な戦力です。
アドバイスをしたザックといい、一生懸命に頑張りプレーをし試合の中から成長してくれるのは、勝ち負けよりも貴重です。
今のコウタだったら、どこに行っても、たくましくやってくれると思います。今後ともお付き合いよろしくお願いします。