13日(土)・14日(日)に練習リーグのトーナメント方式の試合がありました。
2週間、土曜・日曜が雨で練習が出来ずに本番を向かえ、彼らの動きを心配していましたが、
逆に久しぶりにサッカーが出来る喜びと、試合が出来る喜びの方が強く、
僕の心配も何処かに吹っ飛んでしまう程、良いプレーをしてくれました。
練習しないでぶっつけ本番の方が良いのかなぁ~!・と思うほど。
この2日間の練習リーグトーナメントは、負けると次には行けずそこで終わり。
13日の砧公園グランドでの1・2回戦は、
「絶対に負けられないぞ!必ず2勝して明日の決勝に行こう!」と試合前に気合を入れる。
今回の試合のテーマは、「全力を出そう!」「相手に走り負けるな!」そして「点を取られない!」
この3つを彼らに言い聞かせて、ピッチに送り出す。
13日(土曜) 砧公園グランド 晴れ
1回戦 対戦相手:城山SC 15時10分キックオフ 8人制 15分ハーフ
※城山SCさんとは、2月にリーグ戦で1対1の引き分けに終わった相手。厳しい初戦だ!
[前半]
こちらのペースで進みゴール前まで行くがなかなか点が取れない。
危ない場面もあるが、スウィーパーのユウサクが相手の攻撃を防いでくれた。
「ユウサク!サンキュウ!」
そして9分、ゴール前の攻防から、カズキが右足を振り抜くとネットを揺し、先制点!
その後も攻め続けるが、追加点が取れず前半終了。
[後半]
前半の流れで攻め続けるが、ゴールまで行かない!1点差ではまだ分からない!
そして後半9分、右45度、ペナルティエリアのすぐ外でフリーキックを得ると、カズキの
弾丸シュートがキーパーセーブの上を越えてズドンとネットを揺らしゴォォォ~~ル!
その瞬間「ウォォー!」とカズキのシュートに驚く歓声!
そして主審の笛!
なんとか2対0での初戦突破!
この試合の、マン・オブ・ザ・マッチは、点を取る事は出来なかったけど、試合のテーマの
「走り負けるな!」を前後半、ボールに集中し汗びっしょりに走りまくった「リュウセイだ!」
2回戦 対戦相手:松原SC 16時15分キックオフ 8人制 15分ハーフ
松原SCさんとのリーグ戦では、2対7の完敗。昨春の世田谷2年生大会でベスト4に入った強豪!
なんとか勝って明日の決勝に進みたい。
[前半]
やはり松原SCは強い。危ない場面も何度かあるが点は取られないで一進一退のゲームが続く。
前半は、結局このまま0対0で折り返す。
ハーフタイム : 「この試合に負けたら明日は無いぞ!走り負けるな!残り15分、集中して
全力でぶつかろう!」と言うと、「ハイ!」と大きな声!「よし行こう!」と後半のピッチに送り出す。
[後半]
開始早々の1分、ゴール前の攻防からリンタのループシュートをキーパーが抑えるが、
身体がゴールラインを割って副審を見るとインゴールのサイン!入った!入った!ゴォォ~ル!
4分、カズキが1回戦の城山SCとの試合で蹴った所とほとんど同じところからフリーキックを得て、
又も弾丸シュートが決まり追加点!凄い!2年生ではなかなか蹴れないシュートだ!
2点取って少し気が緩んだか、7分に1点を返される。やばい!1点差で残り8分。
ベンチから「集中しろ!」と、声を掛ける。
10分、ゴール前の攻防からカズキのシュートが決まり、3点目。
続けて11分、今度はゴール正面でヤマトにボールが渡ると左に切り返しディフェンスを振り切った
瞬間に左足のインステップの、素晴しい弾丸シュートでネットに突き刺さるスーパーゴォォ~ル!
キーパーは一歩も動けず4点目。
ヤマトはここのところ左足に自信を持って来ていた。(利き足は右) 練習の成果が試合で出せて
良かったな!
そして主審のホイッスル! やったぁ!僕もベンチでガッツポーズ!
この試合の、マン・オブ・ザ・マッチは、ダメ押しの4点目を決めた左足シュートの「ヤマトだ!」
みんな!良く頑張った!良く走ったぞ!その結果の勝利だ!
よし!明日は決勝戦だ!ここまで来たら絶対に優勝しよう!
そして決勝戦当日。
朝から他のブロックの試合が進み、決勝戦は北沢キッカーズに決まった。
北沢KCは練習リーグで勝ち点20の無敗で優勝しているかなり強いチーム。
桜丘とのリーグ戦では、0対1で負けた相手。かなり強かった相手だ!
14日(日曜) 太子堂中グランド 晴れ
決勝戦 対戦相手:北沢KC 12時10分キックオフ 8人制 15分ハーフ
今回のトーナメントのテーマ「全力をだそう!「走り負けるな!」「点を取られない!」の
3つ目の「点を取られるな!」を彼らに言い聞かせ、「点を与えなかったら悪くても0対0のPK戦だ!」
「後、この1試合だけだ!絶対に優勝しよう!」と言ってピッチに送りだす。
[前半]
やはり北沢KCは強い。攻められ続けシュートも打たれるが、ゴールを守るカンタの
ナイスセーブもあり0対0で前半を折り返す。
ハーフタイム : 集中しろ!シュートを打たせるな!ボールばかり見ないで相手選手をマークしろ!
後、残り15分だ!頑張れ!
[後半]
前半攻められ続けたのが分かって、リンタがユウサクと一緒にバックのポジションに就いた。
2バックで残り15分凌げるか?
それでも北沢KCは、ガンガン攻めて来る。カンタに代わったキーパーのジュンがナイスセーブで、
得点を与えない。
そして、主審のホイッスル。
なんと!試合前に言った通りPK戦になってしまった。
PK戦:キーパーをリンタに代えて臨む。リンタは少し緊張していたが、「リンタ!大丈夫だ!リラックス!
リラックス!ここまで来たら勝敗は運だ!」
先攻 桜丘 後攻 北沢
1番:カズキ ○ ○
2番:ヤマト ○ ○
3番:リンタ ○ ○
4番:リョウタ ○ ○
5番:ケンジ ○ ×
リンタが北沢の5番目を止めた瞬間! やったぁ!やったぁ!優勝だ!みんな抱き合って喜ぶ!
応援に来て頂いた保護者の皆さんも大喜び!
僕は、ベンチの6人と握手しておめでとう!戻ってきた8人と握手!おめでとう!
この2日間のトーナメント3試合とも何とかメンバー全員ピッチに出せて優勝。
みんな!良く頑張ったね!
そしてこのトーナメント3試合のMVPは、「カズキだ!」 弾丸シュートありの4得点!素晴しい!
応援に来て頂いた保護者の皆さん、有難う御座いました。
4月からは、世田谷大会が始まります。この優勝に満足せず、気を引き締めて頑張ろう!
佐伯