1年生担当コーチのカケノです。8月25日(日)に日本ジュニアサッカーリーグ戦に参加をしてきました。 場所は、先日の府中よりもさらに遠く立川にある国営昭和記念公園内の「みんなの原っぱ」。(まあ夏は、イベントや大会が多いので遠征は仕方がないのですが、お手伝いの方、ご苦労さまです)

「みんなの原っぱ」と言うだけありサッカーのグランドではありません。なだらかな丘陵のある広い敷地に20コートあまりを作り、本部の合図で一斉に試合をします。10分-2分-10分の試合がどのチームも5試合をこなします。

日陰が少なく逃げ場がない中で、1日中熱戦037.gifが繰り広げられます。(この日は、小雨模様021.gifで暑くはありませんでしたが、FC桜丘の子が選手宣誓をする予定の開会式や表彰式の閉会式もキャンセルし、大雨や雷にあう前にスケジュールをこなすので、かなりせわしなかったです。宣誓の練習をしてきてくれたリュウタリュウト、冬に出番があるからね。398355.gif

この大会は、もともと幼稚園の団体「日本幼稚園・ジュニアサッカー連盟」が主催をし、幼稚園児の大会が最初にあり、のちに始まった小学生大会は、OB大会の位置づけです。当然、大会参加チームは遠方の茨城や埼玉などの関東圏のチームが集結します。 (朝早く4時台にクルマで出発する人もいるそうです)

最近はサッカーユニフォームの子もいますが、なかには幼稚園の体操用園服のようなウエアの子もいますし、赤白帽子を被って見た目はかわいらしいのですが、幼稚園のころからしっかり鍛えられた子が多く、これがほんとに低学年のプレー?!613167.gifと目を見張るシーンが続出します。 日本ジュニアサッカーリーグ戦には、現5年生が2年の夏の時に初参加をしました。 その時の戦績が、総得点2に対して総失点が17。4敗1分でした。 冬にも参加し失点が9、得点が3で2勝3敗でした。

http://data.fcsakuragaoka.com/staticpages/index.php/results_2010-5(2010/08/29)

その後、現4年も3年も当時2年生時の夏に出場していますが、ほとんど勝てていません。 つまり負けが普通で、失点がかなり多いレベルの高いチームが集まる大会になっています。 当日は、1年チームと、2年チームに入った5名とが分かれて参加をしました。 1年チームは、慣れない芝の上で思うようにドリブル突破ができず、パスのコンビネーションはおろか直前に教えたフェイントもさせてもらえず、とりあえず目の前にボールが来たら大きく蹴るというレベルが目立ちました。(ハルキが一番フェイントを決めていたかな)またオフサイドがルールとしてないことから、ボールに固まるあまりゴール前に空いたスペースにいる“ど”フリーの相手にしっかり得点を決められるか、自陣からのゴールキックで再開というシーンが多かったです。キーパーご苦労さま。一番忙しかったね。

なかでも、10点差となったチームは、ドリブルのしにくいピッチをものともせず素早いドリブルをし、ペナルティエリアの外からでもどんどんシュートを決めてきます。しかも芝で浮いたボールでもしっかりミートをさせていましたので、正直レベルが違い過ぎます。(幼稚園3年間の差ですね!)今後しっかり練習すれば、いずれこのレベルに達するかな?!と思いはせながらながら試合を見ていました。

いや〜ほんとうにたくさん失点しました。みんな甘いものに群がるアリさんのようにボールに集まってしまい、後方の相手に気がついていなかったり。しかし、徐々に相手からボールを奪ったり、もう少しで得点になるシーンが増え、実戦の中で成長を見ることができました。 どの試合も前後半でメンバーを総入れ替え、トイレに行って帰って来なかった子(^^ゞを除けば、みんなが公平に試合に出場しました

そして最終試合、これまでまだ1点も取れていないので、全員で円陣を組み、とりあえず点を取ろうと言って送り出します。

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写真提供:リュウタパパ

最初の試合では、前目でボールを待ち受けすることの多かったコウキが、2戦目3戦目では守りに入るようになり、最終試合では、センターラインをまたいだドリブル突破から相手ゴールにシュートを決め待望の得点を上げます。461008.gif(キーパーの手を弾く強くドライブのかかったシュートでした。トウキックかな?)

コウキの得点で盛りあがるチームではありましたが、さすがに疲れと試合慣れしていないせいなのか、ずるずる失点し結局この日にあげた唯一の得点だけで試合は終了。しかし、ありえない珍プレーもなく、少しずつサッカーらしくなり、全員で攻撃・守備になってきたのが成果だと思います。941132.gif かたや2年チームに参加した5名は、1年の試合がない時にしか観戦できませんでしたが、2年生なりのハイレベルとスピードの違いに面食らいながらも、とても良いプレーをしてくれました。(2年生は、4敗1分)ちょうど観戦していた時には、レイタロウがキーパーをかわしての技あり得点461008.gifを決め、タクエイのみごとなセーブを見ることができました。126049.gif 2年に合流してチームとしての一体感がでていたことに頼もしさを感じました

さてこの試合で感じたいくつかの反省点について忘れないように書いておきますね。

1年生の君へサッカーがうまくなるためのアドバイス

5674.gif相手の子は、これまでたくさんボールに触ってきています。(ボールとトモダチ)負けないようにこれからも学校での練習以外にもボールに触ろう。たくさん触ったことに比例してうまくなるからね。あ!サッカーを好きになることが一番ですけど。

5674.gifサッカーのルールを覚えること。ゴールキックとキーパーセーブの違いは知っていないと困るよ。覚えることと慣れることが必要です。

5674.gifボールだけを見ているので、相手がいるのを忘れてしまっているようです。これからは、すこしずつ顔を上げてまわりを見てみよう。ボールが転がってくるところもわかるよ。(低学年の習性なので、徐々に顔を上げる練習をしていきます)

5674.gifとりあえず蹴って偶然仲間に渡るのと、狙った仲間にパスを出すのは違うぞ。パスが出せなかったら怖がらずどんどんとドリブルをしよう。うまくなる第一歩です。

5674.gif相手に通せんぼうをされたり、体を当てられたりして頭に来た子。サッカーではよくありますが、決してまねをしてラフプレーをしないこと。

絶大なる支援いただいている保護者の方へ。

お休みにもかかわらずお手伝いをいただき本当に感謝しております。安心して遠征できるのはみなさんのサポートあってのことと認識しています。今後の彼らの成長に役立つために少し気になったことを書かせていただきます。

38273.gif観戦マナーについては、おおむねお行儀が良いのですが、興奮のあまり言ってはいけないことを口走っている人がいるようです。 まず相手選手は、「敵」ではありません。敵とは、試合前後で握手や挨拶はしないでしょ。また、選手の判断の妨げになる指示をしないように。サッカーは自らが判断をするスポーツです。子ども達が元気になる声援を送るようにしてください。

38273.gif我が子とチームメートは、同じ仲間です。ぜひ遠征や試合では、我が子と同じようにチームメートに接しましょう。 たとえば、チームメートに同じようにできることを基準に行動をしませんか。そうすれば、試合会場でべたついたり、過剰に自分でできることを手伝うことはなくなります。今は小さなことかもしれませんが、少しでも早く親離れ子離れができるようになりませんか。あなたの大事なお子さんは、精神的な成長をしなければ、困るのはあなた方保護者であり子ども本人ですよ。

38273.gif大人に接する機会が少ないのか、コミュニケーションがうまくない子がいます。これは極端な例ですが、私は会場に向かう電車の中である1年の子に「お前」と何度か呼ばれました。さすがに1年生がコーチを捕まえて「お前」はないでしょう。(当事者の親御さんには、別途声をかけさせていただきますから、言われなかった方はご安心ください。)これは、普段から大人との最適な会話ができていれば無くなると思っています。コミュニケーション力と言えば難しく聞こえるかもしれませんが、コミュニケーションを必要としない団体スポーツはありません。 ちなみに日本サッカー協会では、誰に対してもリスペクトをするよう啓蒙活動をしています。(仲間・相手・審判・応援していくれる方・関係者)ぜひ、リスペクトをご自宅で説明してあげて理解を深めてください。

最後にこの日うれしかったことがありました。実は、1年生の最後の試合の審判は、FC桜丘のOBのトシキくん。(桜丘小卒業生) 現在高校2年生の彼は、私が見ていたチームで教え子でした。君たちの大先輩。(優秀な子でしたよ) 2年生チームのシミズくんのお兄さんとも同級生でチームメート。ちなみにハタケヤマコーチと私は、この代のコーチとして組んでいました。いやー懐かしい。

元気そうなOBにサッカーを通じて出会えたことはとてもうれしかったです。 冬の大会はぜひ1勝を。2年に出場した子よく頑張ったね。105.gifこの日の1年チームの結果は、5連敗・総得点1に失点26end.gif

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