11月3日(祝)に3年生大会の準々決勝を行いました。
対戦相手はFCトッカーノ。初対戦の相手です。
3大会連続でベスト8まで来ましたが、やはりここまで来ると対戦相手は強豪チームに
なって来ます。
昨年秋と今年の春はバディSCと準々決勝を行い惜しくも破れてベスト4に勝ち上がる
事は出来ませんでした。
今回は11人制最後の試合だし、何とかベスト4に上がって行きたいと思っていますが、
相手は世田谷大会3連覇のFCトッカーノ。 ジャイアント キリングは起こせるか!
試合前、「ここまで来たら技術的な事は何も言わない!」「トッカーノは強いと思う!
でも相手は同じ3年生だ!今までの練習の成果を全部出せれば良い結果は
出せると思う!油断はするな!集中しろ!少しでも気を抜くとやられるぞ!
キックオフと同時に前からどんどんボールを取りに行け!気持ちで負けるな!」
いいか!「今日の試合のテーマは、無失点だ!」 ママ達から「えぇぇ~~!」の声。
「延長は無いんだから、前後半30分無失点で行けば悪くてもPK戦だ!」
PK戦まで行けば分からない。彼らはPK戦にめっぽう強いし今まで負けた事が無い。
「よし!行こう!」 と言ってピッチに送り出す。
11月3日(祝) 3年生大会準々決勝 緑地グランドAコート
対戦相手 FCトッカーノ 11人制 15分ハーフ
[前半]
コウキ
ソラ ハルト リョウスケ
マサト マサヒロ
タマキ ジイク コウ ケイト
コウスケ
いつもの4・2・3・1フォーメーション。
桜丘のキックオフで始まる。
30秒、ケイトが自陣右サイドから中央のコウキにロングボールを入れると、コウキが
ダイレクトで右サイドのリョウスケにパス。ほんの少し長く上手く繋がらなかったけど
アイデアはグッド。良く見ていた。良いね~コウキ~!ナイスプレー!
2分、中央でボールを受けたハルトがターンして前を向く。すかさずトッカーノが
身体を入れて来てハルトが倒されてファウル!」かと思ったが笛は無し。
その直後、センターバックのジイクから右サイドのリョウスケに絶妙な左足の
グランダーのスルーパス。リョウスケが前を向き中央に出すが相手ディフェンスが
ブロック。前が空いていたから自分で勝負しても良かった。
ジイク~!ナイスパス!ジイクも左足で蹴れるようになって来たぞ~!グッド!
その後、トッカーノに何度か攻め込まれるが、みんなが身体を張ってゴールを
割らせない。
9分、桜丘のカウンター、左サイドのスローインから中央のハルトに。
相手3人に囲まれるが、右サイドを走りこむリョウスケにアウトサイドでパス。
ディフェンスに囲まれこぼれたボールを後ろのから上がって来たケイトが逆サイドの
コウキにダイレクトパス。このボールは惜しくも相手ディフェンスがカット。
良いぞ!ナイスプレーだ!その流れを続けろ~!
その後も攻め込まれるが、キーパーコウスケのナイスセーブもありゴールを
割らせない。
そして11分、そのコウスケのパントキックにコウキが反応良く抜け出しゴール前に
走りこむ。後ろから来た相手ディフェンダーにタックルを受けコウキが倒れて「PKか!」
と思ったがレフリーの笛は無し。えぇぇ~っ! PKでしょ!僕だったら笛吹きます~!
12分、コウキ、ハルト、マサヒロ、マサト、リョウスケが相手のピッチに攻め込む。
トッカーノは全員戻って守っている。ハーフウエイ付近にはジイク、コウ、タマキ、ケイト
がポジションをとり相手のカウンターに備える。
この形を取れていればセカンドボールも拾えるし、分厚い攻撃が出来るぞ!
13分、又しても桜丘のカウンター。自陣左サイドかのソラから中央のマサヒロに。
マサヒロがダイレクトで前線のコウキに。コウキが反応良くディフェンスの裏に
抜けだしキーパーと1対1に。最後は追いかけて来た相手ディフェンダーに
腕を引っ張られながらも倒れながらシュート。ゴール右サイドに蹴りこんだボールは
キーパー横っ飛びの手に僅かに触りネットを揺らせない。惜し~い~!
14分、今度は相手のカウンター。左サイドをドリブルで切り込まれ腕を出しながら
コウが着いていくが最後はシュートを打たれるが、枠に行ったボールを僅かに
コウスケが触りコーナーキックに。コウ~!良く着いていった!
フリーで打たれたらヤバかったかも!
相手の左足のコーナーキックも良いところを蹴ってくる。そのボールをみんなでカバー
して右サイドにクリアー。
そして主審のホイッスル。 前半は0対0のスコアレス。 ナイスゲーム。
前半15分は五分五分か!いや桜丘の方が決定的なチャンスが2度。
シュートは5・6本打たれたが、キーパーコウスケのナイスセーブでゴールネットを
揺らせなかった。
ベンチに帰って来た彼らの顔は、15分手ごたえを感じた汗が流れていた。
「ナイスゲーム!ナイスプレー! 素晴らしい!この流れで後半も頑張れ!
残り15分気を抜くな!集中しろ!油断するな!チョットでも気を抜くとやられるぞ!」
「ハイ!」とみんな元気な声。 よし!行こう!
試合前、トッカーノは12点取って勝つ!と言っていたらしいが前半0対0。
この15人のちびっ子ギャングが集中して天下のトッカーノと互角の戦い。
前半の彼らの素晴らしい戦いを見ていて途中涙が出そうになった。
[後半]
トッカーノはキーパーを代えて来た。
桜丘もボランチに玉際の強いルイを投入。ルイには「4番をマークしろ!
前を向かせるな!中盤で相手のボールをカットして前線のコウキに繋げろ!」と言って
送り出す。
後半のキックオフと同時にトッカーノが攻めてくる。右サイドを突破されてゴール前に
クロスボール。ゴール前で何本かシュートを打たれるがゴールを割らせない。
開始5分間が危ない。集中できるか?
1分30秒、左からゴール前にクロスを入れられゴールに押し込まれ先制点を取られて
しまう。 この時間が一番危ないんだ。 でも未だ時間がある。
子供たちには、「たとえ1点取られても落ち込むな。取り返せ!」と指示はしているが。
5分、右サイドから攻められシュートを打たれるが、コウスケが横っ飛びで弾く、
そこを詰められシュートを打たれるが又してもコウスケが倒れながら身体を張って
ネットを揺らせない。 ナイスキーパー!コウスケ~!反応が素晴らしい!
カワイイ顔をしてるコウスケにどこからあの勇気あるプレーが出て来るんだろう?!
その後、一進一退のゲームが続く。
そして10分、左からのボールに一旦ゴールラインを割ったかと思ったボールを
拾われゴールに押し込まれ2点目を取られる。
まだまだ~!時間はあるぞ~!あきらめるな~!
13分、ルイが自陣右サイドから縦に相手ディフェンスの裏を衝くロングボール入れる
と、コウキがそこに走り込みキーパーと一対一に。逆サイドから相手ディフェンスが
追いかけて来て一旦切り返しでかわしてシュートまで行くかと思ったが惜しくも
ディフェンスに身体を入れられクリアーされてしまう。惜しい~!
その後も得点を奪えず。主審のホイッスル。 残念!でも良い試合でした。
天下のトッカーノ相手に前半0点。後半、2点を取られはしたがナイスゲームです。
子供達は良く頑張っていました。出足良く、ボールの寄せも早く、走り負けて
いません!今日の試合はベストゲームではないでしょうか!
今日のようなゲームが出来ればベスト4の壁は越えられる。これから練習試合だろうが
なんだろうが、今日のような試合を続けよう!続けなければ意味が無い!
いつか又トッカーノと対戦があると思うが、今日の負けた悔しさを忘れずに次回は
必ずリベンジしよう!
バディやトッカーノ、MIPのようなクラブチームはいろんな小学校から「上手くなりたい。
強くなりたい。勝ちたい。」と思って上手な子が集まっているチームです。
強いのは当たり前。でもFC桜丘は違います。保護者の皆さんの力を借りて、
子供達が楽しくサッカーを出来るようにサポートして活動しているチームです。
いつかクラブチームを倒してベスト4に。いや都大会に出るのが目標です。
東京都でサッカーをしている小学生の聖地。あの府中少年サッカー場に行くのが
目標です。
明日から又その目標に向かって厳しい練習が始まるぞ!みんな頑張れ!
子泣き。