この日、午前中の初戦(対砧SC)に勝利し、いよいよバディSCとの2回戦を

迎える。

約2ヶ月前の組み合わせ抽選で、今日のこの対戦相手が決まり、初戦に

勝つと春と同じ2回戦でのバディ戦。 「良し!次は絶対にバディを倒そう!」

を合言葉に今日まで来ました。約2ヶ月間対外試合を組めるだけ組み

試合を重ね、夏休み中は毎週のように遠征試合。保護者の方々には

忙しい中、子供達の為にご協力頂き有り難う御座います。そして今日の

この日がやって来ました。

19日のラグビーワールドカップのように南アフリカを倒した日本代表のように

ジャイアント・キリングは起せるか!?

子供達には「ここまで来たら何も言わない!中途半端なプレーはしないで

思い切ってやろう!」・と伝えピッチに送り出す。

秋季学年別2年生大会 対戦相手 バディSC 12時10分キックオフ

[前半]

バディがキックオフと同時にガンガン攻めて来る。出足が早い!

今まで戦って来た他のチームよりも寄りが早く玉際も強い!体の使い方も

上手いし強い! 慌ててしまって来たボールをクリアーするだけの流れで

時間が過ぎていく。 相手のドリブルやシュートを全員が身体を張ったプレーで

凌ぐ。

9分も相手にドリブルで突破されヤスヨシが何とか身体を張ってタッチラインに

クリアー。

そして11分、左サイドからの中央にクロスを入れられ、身体の寄せが

若干遅れシュートを打たれる。キーパーマサトが反応するがゴール上に

決まって先制されてしまう。 試合前に「点は取られるな!無失点で行けば

悪くてもPK戦だ!PK戦になればどうなるか分らない。5分5分だ!

絶対先に点を決めよう!」と言い聞かせて送り出したが、相手に先に

決められてしまった。

バディ相手に1点ビハインドは厳しい。勝つには2点必要だし、1点取っても

まだ同点。ただ、少しずつ相手のプレッシャーにも慣れ、自分達のプレーも

出来るようになって来ていた。

12分、左サイドのシキから中央のハルトにパスが通り、1人かわして

シュートまで行くがキーパー正面。相手キーパーは背は高くないが反応が良く

パントキックもかなり蹴れている。

13分、左サイドを突破されそうになるが、何とかシキがタッチラインに

クリアー。

14分、自陣でタマキが相手ボールをカットすると、そのままハーフウエイライン

を越えて相手ディフェンスを2~3人ドリブルでかわして駆け上がるが

シュートまでは行かない!良いぞ~!タマキ~!ナイスプレー!

そして主審のホイッスル。 前半を1点ビハインドで折り返す。

ハーフタイム:「落着いて慌てるな!未だ1点だ!先ずは1点取り返して

同点にしよう!大丈夫!大丈夫!気持ちで負けなければ行けるぞ!

後半メンバーは代えずにこのままで行く!残り15分!頑張れ!」

[後半]

やはり相手の出足が早く前に出て来る。

30秒、左サイドからドリブルで駆け上がって来る相手を倒してしまい

ファウルを取られてしまう。やばい!PKか?・と思ったがPAの直ぐ外で

フリーキックに。少しホッとしたがこの距離はヤバイ!やはり相手の9番が

ボールをセット。桜丘は全員がボールから離れゴールライン上に壁を作る。

おいおい!そんなに離れて良いのか~!7メーターだぞ~!・とベンチから

声を掛けるが気が付かない。ヤスヨシが気が付いてボールの前に駆け寄る。

やっと主審から離れなさい!との指示で後ろに下がりヤスヨシとコウキが

壁を作る。(フリーキックの時の立ち方やポジションの取り方も練習したの

に?)そこまで考える余裕は無くなって来ているのか?

9番が助走し右足を振り抜いたシュートはゴール左にライナーで飛んで行

く。それをソラがヘッドでナイスクリアー!

その後ソラは相当痛かったんだろう。暫く頭を押さえていた。

ソラ~!ナイスクリアー!

その後もお互い一進一退の攻防が続く。キーパーマサトの身体を張った

プレーが何度かあり追加点を許さない。

少しずつだが相手の出足も遅くなりラインも下がり気味になって来ていた。

そして運命の7分:右からのコーナーキックを取り、ハルトが相手の陣形が

整う前にゴール前に蹴り込むとデフェンダーがヘッドでクリアーしたボールが

シキの腿に当たりファーサイドのゴール前にポジションを取っていたコウキの

前に落ちてくる!そのボールをコウキがダイレクトで右足を振り抜き

ゴールネットにズドンと突き刺さった! ゴゴゴゴゴゴォォォォォ~~~~~~

~~~~~ル!同点弾~~ン!コウキ~!ナイスシュート!

コウキがハーフウエイ付近で倒れ込み喜びのパフォーマンスにみんなが

抱きついて行く! 向うのタッチラインからはママ達の「キャァ~!コウキ~!

ナイスシュート!」の声が聞こえて大騒ぎ!

良し!振り出しに戻した。残り後8分頑張れ!

その後も一進一退のゲームが続く。

そして13分:左タッチラインからのスローインをゴール前のマサヒロにクロスを

入れる。これをマサヒロが冷静に決めて決勝弾~!・・と思ったが副審の

旗が上がりオフサイドに!惜しい!

そして主審のホイッスル。1対1の同点。PK戦に突入。

ジャンケンで負けてPK戦は後攻に。

みんなにはコースは狙うな!思い切って打て!・と言って送り出す。

PK戦のキーパーをマサトからシキに代えて臨む。

         先攻バディ      後攻桜丘

           ×           ○ シキ

           ×           ○ マサヒロ

           ○           ○ ジイク

           ○           × コウキ

           ○           ○ ヤスヨシ

ヤスヨシのPKが決まった瞬間に僕はベンチから飛び出しタッチラインの

手前で万歳のガッツポーズ。ベンチの後ろにいたサブのみんなも「勝った~!

勝った~!」と大騒ぎ!ただピッチ上の子供達、向うの保護者達からは

反応が無い!「勝ったんだぞ~!バディに勝ったんだぞ~」と声を掛けると

やっとみんなが集まって抱き合って喜んだ。

応援のママ達も「キャ~!キャ~!」と大騒ぎ。

ヤッタゼ!ベイビー!(少し古いフレーズ) いやぁ~痺れました!

隣の今村コーチとガッチリ握手。そして後審の準備をしていた高野コーチと

山本コーチとガッチリ握手。

今日の試合のマン・オブ・ザ・マッチはベンチに居た子も含めて19名全員で

す。 試合に勝った時のベンチの子達の喜びを見ていたら一緒に戦って

いたんだ!良いチームになって来た。

連盟のホームページを見て改めて「本当にバディーに勝ったんだ!」と言う

想いが込み上げて来ました。

バディSCは色んな小学校の子供達が「強くなりたい!勝ちたい!」と思って

入って集まって来るクラブチーム。強いのは当たり前。

FC桜丘は小学校の保護者の方々のお力で成り立っているボランティア

チームです。優勝する為にはクラブチームの壁に必ずぶつかります。

その第一関門を今日突破しました。

ただ未だ2回戦です。勝ち進むごとに対戦相手は強くなって行きます。

ここからが正念場です。ピッチ上で戦うのは子供達です。彼らの為に

これからも皆さん応援宜しくお願い致します。

                                 子泣き

 

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